ジ ー ク フ リ ー 道

点滴が石を穿つように日々精進していけば・・・

ハートオブクラウンから学ぶCOJ

ハートオブクラウンとは?

まだ剣と魔法が世界を支配していた荒々しい時代、大陸全土の統一を成し遂げ永い戦乱を終わらせた帝国がありました。しかし、その平和が盤石なものに成る前に、偉大だった皇帝は病に倒れてしまいます。自身の後継者を定めずに…。
このままでは、再び戦乱の世へ逆戻りとなりかねません!

あなたは、帝国の有力者の一人。素早く帝位を定め、大陸の統一と平和を盤石な物とせねばなりません。皇帝には男児こそいませんでしたが、幸いにも直系の二 人の姫君を始めとする7人の有力な後継者候補がいます。さあ、意中の姫を皇帝へ即位させるために行動を起こしましょう!国中から支持を集め、対立するライ バル候補たちを打ち破れるかは、あなたの手腕一つに掛かっているのです!

 

というデッキ構築型カードゲームだ。

具体的には、僅かな金貨を生み出す「農村」と、使いものにならない・・・いや、むしろ足を引っ張っている「見習い侍女」というカードで構築された、

姫を擁立するにはちょっと舐めてる貧弱なデッキ。

 

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イラスト通り、よわい。

 

このデッキに色々なカードを入れていき・・・デッキパワーを強くしていく。

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上の奴らの完全上位互換

 

そして、姫を金貨で買って擁立させ、公爵を金貨で買って従えて!

姫を金の力で皇帝に仕立てるというゲームだ。

 

 

・・・と、ゲーム性はCOJとは全く違うゲームのように見える。

が、カードゲームの基本的な戦略やデッキ構築の基礎等、学べることが実際多い。

今回は、このハートオブクラウンからCOJに役立つだろう知識を紹介しよう。

 

 

”試合中に”強いデッキをつくろう!

このゲーム屈指の強いカードを紹介しよう。

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説明するまでもないだろう。デッキも回せて手札も増える…アドバンテージの塊だ。

このカードを大量手にいれるだけで強いデッキが出来る!!

 

 

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訳ではない。このダメイドが居るからだ。

 

コイツは何にも効果が無いカードだ。

「セットすると得点増えますよ~」という種類のカードなのに、

コイツをセットしたら得点が減る。とんでもなゴミカード。

かわいいが・・・ダメなメイド。だからダメイド。

 

いくらデッキからカードを2枚引いても、このダメイドがいる限りデッキはぐるぐる回らない。2枚ドロー!内1枚ダメイドでした!2枚ドロー!ダメイド2枚出ました!!

そんなんじゃ、強い動きは出来ないわけだ。

 

 

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島流し。

 

なので、強いデッキを作るには強いカードを入れるだけではなく

いかにデッキを圧縮するかというのも重要になって来る。

 

デッキは少なければ少ないほどいい。

先ほどのダメイドとか農村といった弱いカードをデッキから予め取り除くことができれば錬金術士を使って錬金術士を引いてくるといった最強ドローもしやすくなる。

さっきのダメイドも、1ターン休んだ上、得点がマイナスになろうともセットしてデッキから取り除くことも選択肢の一つとなる。

強いデッキを作るということは、それだけ見返りがあるわけだ。

 

COJで圧縮といえば・・・

“試合中に”強いデッキを作る - chomoshのブログ より

ということで、じゃあどうしたら狙って強いデッキを作ることができるのか。トップドローが出来るのか。そこで彼の出番ですよ。

 

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© SEGA

 

彼の何が強いかって、まずBP6000なのが強い。

そして、彼は戦場に出すとトリガーカードを引きます。言いかえれば、彼は出せば出すほど、デッキの中身を強くしてくれるんです。

 

COJの場合は、デッキが一周すると追放したカードもデッキに戻ってしまうが・・・

先に最強ドローの阻害となるカードを引けばいいわけだ。

 

 

赤を主力としたデッキを例にしよう。

赤の主力エースは・・・ベルゼやアザゼル、暴虐ネビロスといったカードだ。

 

なので、カイムを出して予めドロートリガーとかを序盤に引いておいたり・・・

魔導書やブロックナイトで緑色のユニットを序盤に引いておいたり・・・

 

しておくことで、主力エース以外のカードをデッキから引いておくわけだ。

そうすることで、終盤辺りには最初の2枚ドローの中に主力エース1、2枚が入っていますーという神ドローを誘発することが出来る!

そんなとっても強いデッキを作れば、強い行動も起こしやすくなる。

たとえ手札が0枚でも、十分強い行動が出来るわけだ。

 

当然、圧縮するのは序盤にやらないと価値が激減する。

終盤、一歩間違えたら即敗北に繋がるような状態で、のんきにダメイドを島流しするようなことをしちゃ負けるわけだ。

 

 

2枚入れたら腐るカードは

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このカードはとても強い。デッキの一番上のカードを操作することが出来る。

山札から3枚見て、【ダメイド】【錬金術士】【錬金術士】というカードだったら、錬金術士を捨て札に送ってドローを阻害できるわけだ。

さらに、相手は1枚ドローのカードを使ってもダメイドが出てくるだけだ。

これを使えば他の人のコンボが繋がりにくくなる。

 

だが、これは連結0というカードだ。使ったらそのターンのコンボ終了。

なので、このカードが2枚手札に来たら、2枚一気に使えないからこっちも損する・・・2枚手札に来ると困るカードだ。

 

 

COJでも強力だけれど2枚手札に来ると困るというカードは多々ある。

ジャッジメントがその最たる例だ。

使えば強力なカードだが・・・絶対使いたいとかいって2枚や3枚入れるのは大問題だ。

ジャッジメントは使ったら相手は(ほぼ)死ぬ。

だから1試合では1枚しか使うことはないだろう。

だから2枚も手札に来ちゃ1枚のジャッジメントはダメイド同然となってしまう。

 

 

じゃあどうするか。

 

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(C)SEGA

 

1つは直接サーチする方法。みんな大好き魔法石!

ジャッジメントがデッキの中に3枚4枚入っているのと同等となるのだ。

さらに、ジャッジが手札にあっても他のカードとして扱うこともOK。

 

 

だが、扱いは難しいカードだ。1枚損してカードを引くという代償もあるからだ。

こいつが1枚手札にあれば安心だが、2枚3枚手札に来るとなると・・・

 

 

 

もう一つの方法は、デッキを圧縮してドロー率を上げるということだ。

極論、デッキを一周回せば100%ジャッジメントは手札に来る。

 デッキを圧縮することで、1試合に1枚撃ちたい・・・というカードを最強ドローすればいいわけだ。

 

 

何もしないとデッキは20枚しか引くことは出来ない。ジャッジを引くことが出来る確率は50%。

ドロー系のカードを入れることにより、デッキから30~40枚引くことができるようになる。75%~100%!

 

色々なピン差しカードをとっとと早い段階で持ってこれたりする事ができる

のが魔法石の良いところ。

だが強いデッキを作るということは魔法石だけでは難しい。その場その場で強いカードを持ってこれるののもいいが、ドローで強いカードを持ってこれるデッキを作るほうが強いこともある。

 

環境の変化

錬金術士は、ハートオブクラウン屈指の強カードだ。

このカードを使ってデッキをガン回しすればもう勝ったも同然!

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・・・とは限らない。

この魔獣は、コスト5以上のカードをハンデスする奴だ・・・

 

皆がこの魔獣を買っていっている環境なら、毎ターンこの魔獣が飛んでくる。

錬金術士(コスト5)が手札に来ても、使う前に捨てられてしまうのだ。

結果、強カードであるはずの錬金術士がダメイド同然となってしまう。

錬金術士を買い占めていた輩は、手札4枚で戦わないといけなくなり

非常に厳しい戦いとなってしまう。

 

 

このように、定石というのは環境によって大きく左右される。

今なんかはブロックナイトやら魔導書やら魔法石やらでサーチしているが、

昔はハッパロイドや何でも屋といった時代だった。

 

このサーチで圧縮という定石もカード追加等によって化石となることもあるだろう。

 

特に、カードランキングが変更したり、新カード追加のタイミングで大きく変わることが多い。

我々は電脳空間ARCANAに潜るエージェントだ。

大いなる”世界”という名の運命の渦に巻き込まれるのなら、

是非とも情報には強くなりたいものだ。

 

 

 

 

余談

このハートオブクラウンは、

FLIPFLOPsというぎんこ氏と高畑 ゆき氏の2人組が制作している。

上のハートオブクラウンのカードも農村と都市以外は全て高畑ゆき氏のイラストだ。

 

 

 

・・・ん?何処かで見たことがある?

 

 

 

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COJ高等戦術研究所 - CODE OF JOKER デッキシミュレータ

 

こことか?

 

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Code of Joker Play archives(コードオブジョーカー動画日誌)

 

こことか。

 

 

 

何を隠そう、この高畑ゆき氏もまた、

電脳空間ARCANAに潜るエージェントだ。

 

 

 

更にはこんな宣伝活動も。

 

 

 

FLIPFLOPsは現在、別冊少年チャンピオンで、

ダーウィンズゲーム」を連載している。

また、「猫神やおよろず | マーベラスエンターテイメント

や「世界樹の迷宮II 〜六花の少女〜」といった漫画もある!

 

 

良い漫画だ。ワシが保証しよう。

 

FLIPFLOPs公式サイト - 【FLIPFLOPs公式サイト】

 

ハートオブクラウン公式サイト

 

 

イラスト掲載に協力してくれた高畑ゆき氏に感謝の意を・・・!

 

 

 

http://rd1supporters.sega.jp/

 

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